【那須塩原市】豚の世界でも感染症がまん延?2つの養豚場の豚熱(CSF)発生で清浄化か進んでいます。

豚イメージ

写真はイメージです

2021年4月16日、那須塩原市内の2つの養豚場より、豚が死んでいるとの通報があり、国の遺伝子検査を実施し、2021年4月17日、栃木県内で初めて養豚場での豚熱(CSF)陽性が確定しました。
那須塩原市では、市長を本部長とする那須塩原市豚熱対策本部を設置し24時間体制での清浄化(殺処分)に向けた対応を行っています。
那須塩原市内の養豚場は厳正な衛生管理のもと、豚の肥育を行っていました。もちろん、豚熱等の感染症対策には細心の注意を払っていましたが、全国的に野生イノシシにおける豚熱感染が確認される状況の中、今回の感染が発生したと推定されています。
感染が発覚した2つの養豚場において、殺処分の対象になる豚は約3万7千頭に上り、国内で過去最多、清浄化(殺処分)の作業を終えるまで約1ヶ月ほどかかる予定です。
防護服イメージ

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殺処分は県職員のほか、県の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊員も加わり24時間体制で作業に当たっています。農林水産省の疫学調査チームも現地入りし、豚熱の感染経路や原因を詳しく調査しているそうです。
野生のイノシシ

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現時点で考えられている感染経路と原因は豚熱に感染したイノシシの糞を踏んだネズミが豚舎に入り込み、子豚から感染が広がったと考えられています。母豚からの免疫が切れ、ワクチンを打つまでのわずかな期間の子豚は豚熱にかかりやすいとされています。
豚熱は、豚、イノシシ特有の病気です。人に感染することはなく、豚舎の近くに住んでいても人間が豚熱に侵されることはありません。
また、豚熱にかかった豚は市場に出回ることはなく、仮に豚熱にかかった豚を食べても人体に影響ありません。
今回は悲しい状況となってしまいましたが、現場で対応にあたっている関係者の皆さんには頭が下がる思いです。無事終息することを願うばかりです。
なすがすきー

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